はじめまして!高尾ベーススタッフの「いっせい」です。
高尾ベースにくる山好きの皆さんにもっと色んな山の魅力を知ってもらいたいので、自分が登った山やルートを紹介していきたいとおもいます。
今回登ったのは、北アルプス北部の立山連峰にある「剱岳」
山好きなら一度は登ってみたいと憧れますよね。険しい岩や大きな谷は迫力満点。日本三大雪渓のうちの一つ、剱沢雪渓もあることから「岩と雪の殿堂」とも呼ばれているそうです。
一般的なルートの別山尾根を登るコースは1番人気で、登山者も多いようですが、今回は源次郎尾根ルートを登ってきました。
8月12日
朝7時に室堂到着。天気は小雨。
雷鳥荘に宿泊しているガイドと合流するため歩き始める。合流後は、別山乗越を通り本日の宿である剱澤小屋へ。
軽く昼食をすませた後は、ガイドに懸垂下降の要領を講習してもらい1日目は終了。
8月13日
朝からけっこう強めの雨が降る。天気が回復し始めたのが昼過ぎ頃。雨が止んだのをみて外へ出る。この日は別山岩峰を歩く。
剣沢小屋から別山乗越へ戻り、そこから別山の南峰へ。
登ってきた一般ルートを戻ることなく、別山岩峰から剣沢キャンプ場へまっすぐ降りていく。
地図にない道なだけあって少し危険な箇所も。
そのまま剣沢小屋へ戻りこの日は終了。
8月14日
前日の予報では天候も悪くなさそうだったので、この日に源次郎尾根~剱岳山頂へアタック。
3時50分小屋を出発し、30分程歩いた所から雪渓を歩き始める。アイゼンよし。ピッケルよし。
源次郎尾根へ向けてふたたび歩きだす。
雪渓を歩き始めて約30分。源次郎尾根のとりつきにつく。ここからいよいよ登り始める。
登り始めて10分程でつく最初の岩場。これがまあなんとも登りづらい。ここを超えた後は岩を登ったり木々を避けながらひたすら上へと登る。
2峰のピークまできた後は、25mの懸垂下降ポイントへ。
ガイドに教わった内容を思い出しつつ、おぼつかない手つきで降りる。
なんとか無事に降りることができました。
ここからは山頂へ向けて最後の登り。足場はガレ場・浮石も多いので、石を落とすことがないよう慎重に登っていく。
展望を満喫して一息ついたら下山開始。下山は別山尾根を下る。
小屋に帰ってきたのは12時頃。預けていた荷物を回収し、剣沢キャンプ場へ。今夜の寝床、キャンプを張る。
かるく昼食をすませた後は、登った剱岳を眺めながら乾杯🍻
今日のハイライトや山の話をしつつ、薄暗くなるまで山を眺める。なんとも言えない幸せな時間。最終日はテントでまったり一晩過ごして眠りにつく。
8月15日
5時に目を覚ました後は、朝食をとりテントを撤収。とても名残惜しいが、室堂へむけて歩き始める。別山乗越を通り、雷鳥坂を下っていく。
9時半頃室堂へ到着。
今回お世話になった剱澤小屋。
食事はとても美味しく、シャワーもついてます。小屋番の人たちも皆さんとてもいい人でした。
ひとまず剱岳編、これにて終了!
楽しさ半分、恐怖半分のスリリングな山行でした。
登山道はもちろん、雪渓の状態は毎年違うそうなので、行くかたは事前によく道の状況を確認しましょう。
他にも色んな話を聞きたい方は、ぜひ高尾ベースへいらしてください。また、私も皆さんの山の話をきけたら嬉しいです⛰
コーヒーでも飲みながら山の話で盛り上がりましょう☕️
それではまた!
いっせい
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