10月23日(土)
リコージャパン株式会社東京支社様と高尾山クリーンアップ活動を行いました。
高尾ベースは昨年から、スタッフ内田奈七を中心に、高尾山のクリーンアップ活動を定期的に開催して来ました。
彼女の自然環境に対する向き合い方は、とてもナチュラルで、素晴らしい魅力に溢れています。
その考え方は、高尾ベーススタッフにも徐々に浸透し、私自身もまた、そこに共感してきた一人です。
そんな彼女と毎回行う、この活動ですが、ゴミがなくなることは一向にありません。
「どうしたらゴミがなくなるのか・・?」
そんな疑問を参加者の皆さんと考えながら、この活動を続けて来ました。
そして、リコージャパン様は、社会貢献活動として、小さなこどもたちにもできるSDGsとして、楽しくゴミ問題に取り組む活動を定期的に行っていたところでした。
*リコージャパン株式会社 活動内容*
お互いの活動や目的が重なるタイミング。
こんなに素敵で嬉しいことはなく、ご依頼を頂いて、担当の方とお会いしてからは、一緒に開催するための打ち合わせを重ねていきました。
参加してくれる子供達が歩きやすいように、高尾山に下見に出かけたり、
リモートで皆さんと打ち合わせをしたり、準備段階から本当に楽しい取り組みとなりました。
開催当日、晴天の高尾山。
歩き慣れた山頂までの登山道。
この日は、以前よりゴミが少なくなったかな・・・
と感じながらも、やはりこの日も、拾うゴミがなくなることはありませんでした。
私達以外にも、高尾山で清掃活動をする人達はいるのにも関わらず、
ゴミは一向になくならない現状があります。
『私達は、いったい誰のゴミを拾っているのだろう…?』
『いつになったら、ゴミがなくなるのだろう…?』
『そもそもゴミをなくすには?』
活動を重ねる度に、そんな思いが強くなっていきます。
私達、高尾ベースは高尾山の麓の山小屋です。
高尾山で起きている現状を知って、見て、感じていることがある。
だから私達は、この活動を通して、山にゴミを持ち込まない為の提案ができると考えました。
そこで考えたのが、テイクアウトによるお弁当事業です。
ゴミを出さない、お弁当を持っていく習慣を新しいカルチャーにすることで、何よりも楽しく、そしてゴミを拾う量も減らして行けるのではないかと思いました。
空になったフードジャーは、高尾山で美味しく食べたら、返却してもらい、しっかりと洗って翌日以降もリユースしていく仕組みです。これは、新しいカルチャーを作る為の、私達の挑戦でもあります。
アルコインターナショナル 取材記事はこちら↓
▼Interview『Mt. TAKAO BASE CAMP』
▼Magazine『Hydro Flaskフードジャー』
今回、リコージャパン東京支社様との活動を通し、皆さんと交わした会話の中で、強く印象に残っているものがあります。
『職場では見れない顔が見れて良かった』という言葉です。
この活動を通して生まれているものは、
ゴミを拾って山をきれいにするものだけではないと感じた瞬間でした。
山をきれいにする活動そのものが、
もはや人の心を、何よりクリーンにしているのではないかと。
いつも行く高尾山で。
たまに行く高尾山で。
当たり前のように山を歩きながら、気づいたらゴミを拾い、
当たり前のように山に行く時は、なるべくゴミを出さない工夫をすること。
そのポイントは、『なるべく』でいい気がした。
そしてその活動を、楽しもうとする気持ちと、
活動を楽しく続けられる仲間が必要不可欠だと思わずにはいられませんでした。
その継続できる心構えこそが、永続的にひとりひとりが現実的に続けられる行動で、子ども達にも伝えていけることだと、リコージャパン様との活動を通して改めて感じることができました。
本当に、ありがとうございました。
高尾山の常識を変え、新しいカルチャーをつくることが、私達、高尾ベースにできること。
山頂の風景が、
お弁当箱を片手に、笑顔で溢れる日を目指して。
この活動に共感頂き、物品提供及び、ご協力を頂いた企業の皆様に、
改めて心より感謝申し上げます。
【協賛】
アルコインターナショナル株式会社
株式会社ボーテ福原
有限会社藤芸
株式会社ハイマウント
ユニバーサルトレーディング株式会社
イワタニ・プリムス株式会社
スタッフ/エミ
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