1階コンコースおよび2階コンコースにて、登山者・江川誠さんによる水彩画の個展を開催します。山好きな皆さま、ぜひ高尾山にお越しの際はMt.TAKAO BASE CAMPにお立ち寄りいただき、江川さんの作品をご覧になってください。どなたでも無料でご鑑賞いただけます。
■プレ展示期間:2月14日(土)〜3月27日(金)1階コンコースおよびカフェ内に7点
■本展示期間:3月28日(土)〜4月26日(日)1階コンコースおよびカフェ内、2階コンコース合計15点程度を予定※2階コンコースは11〜15時まで
■作者紹介
名前:江川
誠年齢:68才
-自己紹介文
山の水彩画歴と登山歴
学校が奥多摩に近い場所だったので小学校から高校まで遠足は奥多摩でした。自然に山に親しみ、高校、大学、社会人になってからも山登りを続けました。
山のスケッチを本格的に始めた転機は、山と渓谷社から「子連れ山旅日記」という本を出版された大先輩である故石川貞明氏(御巣鷹山の日航機墜落事故で亡くなられました。)と30才の頃に知り合ったからです。氏は大手企業の部長さんながら子供を連れて家族で山登りをして、山でスケッチを描き、それを纏めて本を出したのです。
私は氏の山のスケッチに大きな影響を受け、以来約40年、山にスケッチブックを持参して登っています。また家族で登る「子連れ山旅」にも大いに感銘を受け、私の場合は「家族」ではなく「父と子」の山登りを実践してきました。
特に思い出に残った子供との山登りは、3つあります。
①息子が小学校3年の時、秋田駒ヶ岳に登りました。それを息子が夏休みの作文に書いてくれました。その作文をベースに私が「秋田駒ケ岳・子連れ山行記」として、月刊誌・山と渓谷に投稿したところ、読者紀行文として山の絵と共に掲載され、目次にも私の名前が載ったこと。
②息子が高校1年、娘が小学校4年の時、新潟県・火打山に1泊2日の山旅をしました。その時は息子が全員分の荷物全てを背負ってくれて、初めて「大名登山」が出来たこと。
③近年では、親子三代の山旅です。私、息子、孫(小学校1年生)3人で、息子、娘が小学校の頃それぞれ私が連れて行った那須・三斗小屋温泉に泊まったこと。などです。
私の個人山行での思い出深い山旅も3つあります。
①2017年秋、世界最高峰エベレストをスケッチしたくて歩いたエベレスト街道13日の旅。そして無事、エベレストを描けたこと。
②2018年の春、25日間の長崎県佐世保市への旅の途中に登った大山、九重連山(ミヤマキリシマが満開の時期で全山ピンク色の山々を堪能した。)など。
③2019年夏、1カ月間の北海道花の山旅で登った10座の山々。などです。
会社員時代の私の絵は、大きさが1号から3号、描き方も現地で短時間にデッサンし、家で淡彩を塗るやり方でした。
私の山の絵が大きく変化した契機は、会社員を辞めてからです。
時間が出来た分、それまでになく時間を掛けることが出来るようになり、大きさもここ2~3年で4号から6号へと徐々に大きくなり、現地でのラフスケッチを家に帰ってから丁寧に修正したり、新しい技法に挑戦したりして現在に至っています。
そんな中、山の水彩画として近年の大きな喜びは、1年前に廃刊になった山と渓谷社のネット版・「週刊ヤマケイ」に私の山の絵と文章が4年間で14回も掲載して頂いたことでした。
ぜひお楽しみください。
皆さまのお越しをお待ちしております。
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